NTi Audio 騒音測定用レポート作成ソフトウェア

騒音コンサルタントの方々にとって、依頼者への報告業務として騒音測定後の詳細なデータを基にしたレポート作成が必要不可欠です。NTi Audioのデータエクスプローラソフトウェアは、XL2サウンドレベルメータで測定したデータから直接レポートを作成することができます。データエクスプローラは連続する1/3オクターブデータMax/Minを取り込んだ後、重み付け特性A、C、Zを自由に切り替えることができます。

XL2はロギング機能が充実したサウンドレベルメータです。さらに最新のデータエクスプローラソフトウェアと組み合わせることにより、コンサルタント業務に有効な機能が追加されます。広帯域レベルに加え、スペクトルの記録により重要な情報を取得できます。例えば、甲高い音かハム音のような低い音なのか? スペクトルが機械の回転音と関連しているのか? スペクトル上の特定の周波数帯域に突出したトーナルなサウンドが存在するのか? これらは例えば交通、航空、風力タービンの騒音を評価する際に重要になります。

変動騒音の測定方法
変動騒音は定常騒音よりもうるさく感じます。うるささの要因となる散在的な騒音を把握するため、XL2はスペクトルの周波数バンドごとに平均値(Leq)だけでなく、最小と最大値(Lmin / Lmax)を収録します。どのように音が変化していくか、Lmax、Lmin、Leqを比較することにより簡単に判別できます。例えば、音楽ライブのスペクトルの変遷や機械が特定の定常または変動騒音を放射しているか分かります。

レポート作成時間を節約
XL2は騒音のスペクトラムを周波数重み付け特性A、C、Zで測定します。データエクスプローラは、1/3オクターブスペクトルの周波数重み付け特性を、測定中に選択した設定にかかわらず変更できます。このようにいつでも重み付け特性を変更して詳しくデータを解析することができます。例えば、作業環境を測定する場合は人の耳の周波数に対する感度特性に対応してA特性重み付けによる音圧レベル測定が実施されます。しかし機械騒音の測定では、異常を示す周波数や共振を検出するためZ特性重み付け(周波数フラット)が使用されます。このようにデータエクスプローラはデータ処理や繰り返しの作業を単純化できるので、レポート作成に要する時間を他の貴重な業務へあてることができます。

複数のPCでデータ解析可能
XL2サウンドレベルメータでスペクトルの最大・最小・平均値を測定するには、本体のファームウェアV3.32以上とオプションのエクステンデッド・アコースティックパックが必要です。さらに、XL2からデータエクスプローラソフトウェアにデータをインポートするには、XL2データエクスプローラオプション(または1年ライセンス版データエクスプローラ)が必要です。

NTi AUDIO FX100

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