YAMAHA L2スイッチSWP2シリーズ ファームウェアV2.03.06
L2スイッチSWP2シリーズの最新ファームウェアV2.03.06がリリースになりました。
今回のリリースでは、SWP2シリーズの使い勝手を向上すべく、一部の初期設定の仕様変更があります。
下記変更内容ご確認のうえご利用ください。
変更内容
- 「デフォルト設定(VLAN PRESET NORMAL)でPort11と12のリンクアグリケーションを無効にし、スパニングツリーを有効にしました」
・・・これにより、3台以上の初期状態のSWP2シリーズスイッチを、10Gポートを経由して接続することが可能になります。また、スパニングツリー機能によって、10Gポートをリング接続した冗長化も容易に行えるようになりました。
改善点(抜粋)
- VLAN PRESET NORMALでPort 11と12のリンクアグリゲーションを無効にし、代わりにスパニングツリーを有効にしました。
- 1ポートあたりに割り当てるフレームバッファーサイズを大きくし、バーストトラフィックが発生したときに、パケットドロップの発生を減少するよう改善しました。
新機能
- マルチプルVLAN機能に対応しました。
- MLDスヌーピング機能に対応しました。
- EAPフレームの転送可否を制御するコマンドを追加しました。
- WebGUIの詳細設定に以下のページを追加しました。 「アクセスリストの作成」 「アクセスリストの適用」
- IGMPスヌーピング機能とスパニングツリーを設定しているときに、ルート変更が発生すると、クエリー間隔の設定によらず、クエリーを送信するようにしました。これにより、マルチキャストパケットが長時間ブロックされることがある問題が解消されます。
修正した不具合(抜粋)
- QoSでパケットが正しく優先制御されないことがある不具合を修正しました。
- HTTPSでWebGUIにアクセスを続けると、WebGUIにログインできなくなる不具合を修正しました。
- 以下の条件で不要なエラーログが出力される不具合を修正しました。
- ポート単位でスパニングツリーを無効にしているとき
- 論理インターフェースが所属しているVLANインターフェースがリンクアップまたはリンクダウンしたとき
- 論理インターフェースを作成または削除したとき
- IGMPスヌーピング機能で、マルチキャスト受信端末が受信を終了したとき
- IGMPスヌーピング機能で、IGMPスヌーピングを無効にすると、IGMPパケットが転送されない不具合を修正しました。
- IGMPスヌーピング機能で、1つのマルチキャストに対して複数の受信端末があるとき、すべての端末が受信終了しても当該マルチキャストがフラッディングされない不具合を修正しました。
- ループ検出が有効でもIGMPフレームがループしてしまう不具合を修正しました。
- 通信速度が異なるポート間の通信でパケットドロップが発生しやすい不具合を修正しました。
- WebGUIの詳細設定で以下の不具合を修正しました。
- タグVLAN画面で、アップリンクとなっているSFP側のコンボポートをトランクポートに設定できない
- タグVLAN画面で、アップリンクとなっているコンボポートを選択してもエラーメッセージが表示されない
- 使用中のVTYポートを無効化したとき、対応するコンソールターミナルが終了しない不具合を修正しました。
- Yamaha LAN Monitorで一部のDante機器が表示されない不具合を修正しました。
最新ファームウェアの詳細情報は下記リンク先をご覧ください。
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