TEAC CG-10M マスタークロックジェネレーター

『CG-10M』は、さらなる音質向上に役立つ10MHzクロック信号を送出するマスタークロックジェネレーターです。

デジタル信号処理においてその全ての基本となるのがクロック信号です。例えばPCM信号のように時間軸を1秒間に何十万回と非常に細かく区切ってデータ化したデジタル信号は、D/A変換時にその基本となる時間軸が揺らいでしまっては正確なアナログ信号に戻すことができません。更に時間軸がMHzスピードで動作するDSDオーディオ信号では尚更です。そのため、ハイレゾ音源再生に重要となるマスタークロックを高精度にすることで、原音に忠実な再生音を得ることが可能となります。

心臓部にあたる水晶発振器には、恒温槽を備えた発振安定度が高いOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator)を採用しました。また、フロントパネルでひときわ目立つアナログメーターは、一般的には確認できないOCXO内部の発振安定状態を常時表示するためOCXOの安定動作状態が確認することができます。

『CG-10M』はハイサンプリングレートのハイレゾ再生を行うUSB-DACやネットワークプレーヤー、CDプレーヤーなど、あらゆる10MHzクロック入力対応製品の性能を最大限に引き出すマスタークロックジェネレーターです。

主な特徴

  • 高安定発信が可能な恒温槽付水晶発振器“TEAC Reference OCXO”搭載
  • 周波数温度特性±3ppb以内、周波数精度±0.1ppm以内の高精度スペックを実現
  • 合計4系統の10MHzクロック出力端子(金メッキBNC端子)
  • 完全独立分離した回路構成により各系統間の干渉を限りなく排除
  • 安定した電流を供給する大容量トロイダルコア電源トランス搭載
  • OXCO内部の発信安定状態を常時表示するOVEN STATUSメーター(照度調整機能付き)
  • 簡単に確実なピンポイント接地が可能なティアック独自の3点支持ピンポイントフット
    ※特許第4075477号、特許第3778108号
  • 前面・天面及びサイドパネルには電波ノイズに強いアルミニウムを採用
  • TEAC製品では『UD-503』、『NT-503』で動作確認済み(2017年10月現在)

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