NTi Audio FX100でオーディオファイルが出力可能に

FX100オーディオアナライザは、ファームウェアのバージョンアップによりオーディオファイルの再生信号を、アナログまたはデジタルで出力可能になりました。オーディオファイルは、テスト信号としてFX100での測定に使用できます。これにより、さらに多くのオーディオ測定に対応できるようになりました。

現在のオーディオ測定分野では、バンドリミッテッド・ノイズ、トーンバースト、整流サイン波等、アプリケーションに特化したテスト信号だけでなく、音楽や音声信号も必要とされます。FX100の新しいファームウェアV2.90では、ユーザーの用意したオーディオファイルを読み込み、FX100のジェネレータモジュールで再生できます。FX100のアナライザ側ではメーターモードの全ての測定ファンクションでテストできます。付属のFX-Control PCソフトウェアでテストシーケンスを作成することも可能です。

オーディオファイルは、最大24ビット解像度の48 kHz WAVフォーマットに対応しており、FX100のフロントまたはリアパネルにあるUSBポートから転送できます。保存されているオーディオファイルは、FX-Controlソフトウェアで選択できます。再生時間は測定期間、または任意の長さ(再生終了後繰り返し)に設定できます。

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